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キーボーディストへ『2台目のシンセの選び方』を提案します!

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最初に買ったシンセにある程度慣れてきたら「2台目のシンセ」が欲しくなりませんか?

「欲しい〜! ・・・だけど2台目はどんなシンセを選んだらいいのかな?」

早速ですが、2台目のシンセ、キーボードの選び方について考えていきましょう!

まずは「2台目のシンセを買う目的」を明確にしよう

2台目のシンセを買おうとしてるみなさんはワクワクしてると思いますが、

ちょっとその前に、もう一度「なぜ、2台目を買うのか」を考えてみましょう。

実はここを明確にしておく癖付けをしないと「機材を買い換えるループ」にハマってしまうからです。

 

例えばですが、

筆者の経験から、2台目を買う動機などををいくつか挙げてみたいと思います。

  • 1台目では出せないサウンドを鳴らしたい
  • 「2台使ってるキーボーディスト」という存在になりたい
  • 他のシンセも試してみたい
  • 1台だけで音色を切り替えるのが面倒
  • ピアノとシンセ系のサウンドでタッチを使い分けたい

これらは「具体的な理由、目的がある状態」なので、導入に踏み切っていいと思います。

 

逆に結構多いのがこちらのパターン

  • 1台目じゃ飽きてきた
  • なんとなく
  • 2台使ってる人が多いから

上記の感じだと、「特に直接的な決め手となる理由が無い」となります。

とはいえ、最初はこんな感じで2台目を買おうかな、っていうのがほとんどだと思いますね。

(筆者も中古シンセをオークションで買い漁ってました)

 

ただ少し深掘りしてみると、、

  • もっと太くて存在感のあるサウンドを鳴らしたい → 今使ってるキーボードで、それは実現出来ないのか?
  • あのシンセ面白そう、欲しい! →  確かにシンセ自体は面白そうだけど、それが実際に自分の表現したいことなのか?
  • 一台ではどうにもならないから →  本当にどうにもならないか、機能を見直してみる

これらに共通していることは「今持ってるシンセで本当に実現出来ないことなのか?」って言う感じですね。

 

「うーん、よく考えたらプリセットを弾いたりしてるだけで自分で音創りしてしてないなぁ・・・

「確かに、動画やルックスを見てあのシンセを買ったら楽しそう、だとは思ったけど、よく考えたら自分のバンドで使わない表現かも・・・

「一台では不便だと思ってたんだけど、まだレイヤーやスプリットを使い倒してない気がする・・。

考えようでは買わなくても済む場合もあり。

 

とはいえ、

シンセは一台を使い倒すことはもちろん大事なことですが、やっぱり一台だけをずっと使っていても、自分の引き出しや知識が広がりにくかったりするのも事実です。

 

言うまでもなくベストなのは、

「買ったらきちんと使い倒す」という意思のもと購入に踏み切る!

「シンセを追加するときには、必要な理由をできる限り明確にしよう!」

これを忘れないようにしておけば、自分に必要なシンセを慎重に選んでいけると思います。

(まぁ、その人の性格だって言っちゃえば全てなんですけど・・・笑)

2台目のシンセを導入する「メリット」と「デメリット」

メリット

  • 2台使えることで、演奏幅、引き出しが格段に広がる
  • 2台使い、というキャラクター、存在感を出せる
  • 音色の切り替えによる負担を軽減できる
  • 1台目には無い個性を出していける
  • 新しいシンセの操作を覚えることで、知識が増える

デメリット

  • 運搬が大変になるので、セッティングや撤収に時間がかかり疲労する
  • スタンド、ケーブル、ペダル、ケースなど持ち物が2倍になる
  • 自宅での練習も兼ねている場合、ライブやスタジオの度に往復して2台分セッティングするのは大変
  • 2台目を使う想定なら、それを想定したプログラムチェンジ(音色管理の順番)などが必要

基本的にはメリットの方が大きいですが、

デメリットで共通してくることは

「セッティングや運搬が大変」なこと

もちろん2台目を買うと言っても、ライブで2台使うことだけではなく「単純にもう一台欲しい」という理由もあると思います。

自宅でいじってみたいとか、そんな感じですね。

小型の軽量シンセを選べばそこまで負担もないはず。

あくまでこれらは1つの例として捉えていただければと思います。

2台目にオススメな「シンセの種類」とは?

基本的に演奏目的のキーボーディストの場合

よく2台目にオススメされるのは

  • 一台目のシンセと同じメーカーの上位機種(買い替え、併用)
  • 海外メーカーの個性的なシンセ(海外ブランド)
  • 音創りが直感的にできるアナログシンセ(リアルタイムでの操作性)
  • 特定の機能に特化したシンセ(ショルダーキーボードなど)

こんな感じでしょうか?

それでは仮に、最初のシンセをJUNO-DS、KROSSなどを選んだという想定で書いていきます。

今使ってるメーカーの上位機種

上位機種のメリットは

  • サウンドの容量が増え、音色がパワーアップしてること
  • さらなる細かい音創りが可能
  • 基本的には下位機種の機能を凌駕してるので買い換えてもほぼ内容をカバーできる
  • ルックスがかっこいい
  • 鍵盤数別のラインナップ(61,76,73,88)があるので、用途に応じて追加しやすい

逆にデメリットですが

  • 上位機種の方が重たい (鍵盤数に応じても比例)
  • 操作が複雑になっていくので、慣れるまで時間がかかる
  • 値段が高い

 

同じメーカーの上位機種を買う場合、下位機種の基本操作を引き継いだ状態で、移行できるのがメリットですね。

私もそうでしたが、2台目を一台目と同じメーカーのものを選ぶと、操作性が似ているので使いやすいからです。

大抵の場合、上位機種は機能をフルカバーしてるので、操作を覚えてしまえば「将来的に買い換えも視野にいれれる」のも大きなポイントです。

2台目を上位機種にし、それに慣れたら最初に買った下位機種を売ってさらに別の機種を買うパターンは多いです。

逆に、他のメーカーの上位機種を買って、両メーカーの個性を生かしていく、と言うのもアリですね。

Roland 「FAシリーズ」

FAシリーズは、Roland のシンセでJUNO-DSの上位機種。

オールマイティな最高峰の機能を備えてる最強のシンセです。

一台あれば、一通りのことが出来るのは当然ですが、JUNO-DSに比べて音色が格段にパワーアップしてるのが最大の魅力になります。

Super Natural 音源と呼ばれる、Roland が独自開発した「生楽器をモデリングした音源(SNA)」「シンセ音の最小単位を3つまで使える音源(SNS)」を搭載してるので、サウンドのパワーアップは確実です。

エディットが深い部分まで出来るのと、エフェクターのルーティングも幅広く、シーケンサー、サンプリングも搭載してます。

ノブも6つに増え、様々な機能をアサイン出来ますので操作性は格段に上がっています。

それらの設定に一躍買っているのが、JUNO-DSよりも大きくなったカラーディスプレイになります。

もしJUNO-DSを使っていて基本操作を覚えていたら、

FAを使う際にも操作性をある程度引き継げるのでオススメですね。

鍵盤数も61、76、88と3種類ありますので、FAをメインシンセにしてJUNO-DSをサブにする場合、FAを76鍵盤、88鍵盤にする選択もあります。

逆にJUNO-DSで76、88鍵盤を選択した場合、FAは61鍵盤でも良いと思います。

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KORG 「KROME EX」「KRONOS 2」

KORG の KROSS 2には「KROME EX(上)」と「KRONOS 2(下)」

これらの2つの上位機種が存在していますが、

今回は初心者から中級者でも使いやすい中堅機種の「KROME EX」を見ていきたいと思います。

KROME EX は、KROSSより大幅に進化した「大画面操作のタッチビュー」を実現しており、操作性だけで言えば Roland のFAよりも使いやすいかもしれません。

KROME EXはシンプルに4つのノブがあり、それぞれセレクトボタンで機能を入れ替えれますが、ここはFAよりもシンプルになっています。

中には正直このくらいが使いやすいという人も多いでしょうね。

肝心なサウンドですが、FAの万能的な音色に対し、KROME  EXは旧機種のKROMEから、ピアノ、EDM系に特化したサウンドが追加されています。

これらに共通していることは「現代風のサウンドを意識したプリセット」

KROME EXではこれらの洗練されたピアノ、エレピ、シンセ系など、抜けの良いサウンドを味わえます。

デザインも非常にシンプルで、極力画面の中で操作を完結して、ベンダーやノブの操作だけに集中出来るような仕上がりになっています。

価格も手頃で非常にオススメですね。

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最上位機種である「KRONOS 2」については、価格も高くなり音源も多機能なので、購入資金に余裕があり、機械の操作に自信がある方にオススメしたいです。

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海外製の個性派シンセ

多くのキーボーディストの憧れとして

「海外メーカーのシンセを使ってみたい!」

筆者もこれには同感で、海外のシンセには国内のシンセには無い魅力があります。

サウンド、ルックス、ブランドイメージ、雰囲気など、そのワクワク感たるや半端ないのです。

Nord シリーズ

まず何と言っても今も昔も人気があるのは、スウェーデンに本社を置くCLAVIA社の「Nordシリーズ」ですね。

Nordシリーズは「真紅のルックスが特徴的なシンセ」であり、遠目一発でNordだと分かってしまうほど。

今ではシンセ、ピアノ、オルガンなど、それぞれに特化したラインナップを備え「Nordシリーズ」と称して展開しています。

CLAVIA 「Nord Lead」シリーズ

一躍このシリーズを有名にした機種が「Nord Lead」と呼ばれるアナログモデリングシンセ。

 

本来、シンセの音作りやパフォーマンスは、パネル上に備わってるノブやボタンを駆使されてきました。

しかしデジタルシンセが登場してきて以来は小さな画面で音つくり、パラメータを設定することを余儀なくされます。

 

そんな中、Nord Leadはアナログの弱点だった音色保存やメンテナンスを払拭し、

デジタルの利点を生かしつつ、アナログに近い操作性とサウンドを出せるシンセとしてベストセラーとなりました。

 

Nord leadのサウンドは、とにかく「音が太い」「直感的な操作性」が特徴になります。

鍵盤数が少なく機能的な制限はありますが、シンセサイザー音色に関してはブリブリとした存在感抜群のサウンド作成が可能です。

何と言ってもアナログモデリングなので音作りがパネル上にあるノブで出来るのが最大の特徴になります。

 

FAやKROME EX、KRONOSなど通常のデジタルシンセでは、いくら音が良くてもそれらの設定を「画面の中」でしなければなりませんので、

どうしても画面のページが多くなって「階層」が出来てしまい、ページを行ったり来たりしながら音を作らなければなりません。

シンセで音を作るときの基本構造は、

「オシレータ」「LFO」「フィルター」「アンプ」「エフェクター」

それが全部パネル上に見えて、直接つまみを弄りながらサウンドを作れるのがいいですね。

 

こちらは現在の最新機種である「Nord Lead 4」「Nord Lead A1」です。

筆者のオススメは、初心者にも扱いやすい「Nord Lead A1」

4とA1の違いについてですが、A1は4の後に出たこともあり、4よりも優れている点がたくさんあります。

  • 値段が少し安い
  • オシレータの種類
  • ボイス数(20→24)
  • Like機能(音色作成途中状態を50まで保存)
  • ディレイとリバーブを独立併用可能
  • ミューター機能(ランダムで元の音色パラメータを一定割合で変化させる)
  • 4に比べて操作子が簡略化され、初心者にも優しい

サイドのウッドパネルが無くなったので高級感は4に比べると無くなってしまいましたが、使いやすさやメリットの方はA1に分があると思います。

ただ、4の方が操作子が多いので確かにかっこいいのも事実、ここは音作りが好きな人には嬉しい機種になりますね。

どちらも一長一短ありですが、音作りに自信があり見た目重視であれば4を、音作りを素早くしたいならA1がオススメです。

シンセは演奏派と、音作り派で分かれるので、なるべく音作りに迷いたく無い人はA1の方が向いているとは思います。

万能シンセであるワークステーション型 FA、KROME、KRONOS に比べると使いどころは制限されてしまう上に値段も張りますが、

存在感は半端ないので、ルックスやブランド力にもこだわるプレイヤーにおすすめしたい機種になります。

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ミニ鍵盤、コンパクト型、アナログシンセ

さて、上位機種を選ばない場合、

持ち運びも容易な軽量タイプのシンセの選択が候補に上がります。

最近このタイプのシンセの特徴としては「アナログサウンド」をフューチャーしているのがポイントですね。

コンパクトな外見とは裏腹に、他機種では出せない個性的なサウンド、コントロールを目指しています。

色々ありますが、こちらもRolandとKORGの代表機種を紹介します。

Roland 「JD-Xi」

「JD-Xi」はRolandのシンセで、アナログとデジタルの波形を合せ持つ、小型軽量型の万能シンセになります。

上位機種には、「JD-XA」と呼ばれるシンセもありますが、そちらは完全にマニア向けなので、筆者は使いやすい「JD-Xi」をオススメします。

37つのミニ鍵盤仕様なので、演奏には少し慣れが必要なのですが、

鍵盤が小さいことを生かして、本来弾くことが出来ないコードをまたいで鳴らすことも出来ますね。

説明するよりも、

こちらの3つの動画を順番に見ていただくと、どんなことが出来るシンセなのかが大体分かると思います。

JD-Xi は太くて温かみのあるアナログ波形はもちろん、デジタルであるPCM波形も搭載してあるので、従来の音つくりはもちろん、組み合わせて様々なサウンド作りが可能です。

一番は、ミニシンセという手軽さであり、Rolandの今まで培った技術をうまくコンパクトにまとめている点ですね。

値段も安くて個性的で遊び心のあるシンセなのです。

とにかく色々なことが出来るシンセなので、リードサウンドでソロをとってもいいし、リズムやバッキングトラックを録音して遊んでもよし。

ボコーダーで声を変えてもいいし、一台あれば長く使えるシンセです。

こちらの動画のような使い方も面白いです。

KORG minilogue xd

「minilogue xd」は KORG のハイブリッド アナログシンセサイザーです。

4ボイスのポリフォニックになりますので、アナログ(とデジタル) で4和音が鳴らせるシンセです。

アナログシンセはこのボイス数が貴重で、これが増えると価格も高くなってしまうのですね。

先ほどのJD-Xiはアナログとデジタルのハイブリッドだったのですが、こちらもある意味似た感じです。

2つのアナログサウンドに3つ目のデジタルパートで色付けする使い方、またFM音源のようなものも搭載してます。

 

こちらはミニ鍵盤ではなくタッチが軽めのスリム型37鍵盤

シンセの音つくりに必要なノブがパネル上にあるので、直感的に音つくりをしていけますし、音の波形が右上のディスプレイに表示されるのでテンションが上がりますね。

動画を参考にしてみてください。

リードサウンドとしても使えますし、アナログな特徴を生かしてベースサウンドを鳴らすのもよし。

コントロールノブを利用して、効果音のようなサウンドを鳴らす研究をするのもよし。

16のステップシーケンサーで打ち込んだフレーズを、パネル上のつまみを使って変化させて楽しむことが出来ます。

動画では踏み込んだ内容になってますので少し難しいかもしれませんが、キレの良いサウンドが鳴らせる小型アナログシンセとしては超オススメ。

minilogue xd より前に発売した「minilogue」もあります。

xdよりも前に出た機種なので機能は縮小しますが、少しでも価格を抑えたい方は検討しても良いと思います。

氏家さんのデモ動画は参考になりますので貼っておきます。

ショルダーキーボード

キーボーディストがギタリストに対抗すべく開発されたのが「ショルダーキーボード」

鍵盤をオーディエンスに見せながら弾けるので、アクティブなパフォーマンスを実現できます。

Roland、YAMAHA、KORGは昔からショルダーキーボードを作ってますが、弱点はなんと言っても「見た目、デザイン」でした。

他に無いから仕方なく使う、と言う感じでしたが、最近Rolandが超かっこいいデザインのショルキーを開発しました。

Roland AX-EDGE

AX-EdgeはRolandが開発してきたショルキーAXシリーズの最新機種で、

サウンドは最新の音源が使われており、電池駆動するのでステージを自在に動き回れるのが特徴です。

本体も大きく演奏に慣れるまでが大変ですが、ステージングをきちんと練って練習しておけば目立つこと間違いなし!

ショルキーの演奏で大事なことは「リズムの取り方」だと思います。

立ってギターのようなスタイルで弾くのと、鍵盤の位置も違うので、慣れないとリズムに乗りにくいかもしれません。

その他のポイントとしては、リボンコントローラーと、モジュレーションをうまく活用したフレージングを考えることですね。

あとは、目立つところで目立つ、引く時は引く、と言うメリハリが大事だと思います。

終わりに

2台目のシンセは迷いますよね。

やはり、機材を増やすということは、メリットもあればデメリットもあります。

また、選ぶシンセによっては1台目も役割にも影響を与える場合もあるので、その辺りも考えて購入していきたいですね。

ここには書きれなかったシンセもたくさんありますので、それも今後出来る限り紹介していきたいと思っています。

少しでも、みなさんが2台目を選ぶときの参考になれば幸いです。

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