おすすめのキーボード/アクセサリ 役割/考え方/意識

キーボード初心者が知っておきたい「シンセの種類と役割」

更新日:

 

シンセサイザーやキーボードは、安価なエントリーモデルから完全プロ仕様のフラッグシップまで幅広く存在します。

 

私もそうでしたが

「キーボードを始めたばかりの頃、どれを買えば良いのかが分からない!」

常にそのカテゴリーで一番高いのを買っておけば間違いない!という感覚でトライアンドエラーを繰り返す日々。

まぁローンを組むのは当然で、イマイチだと思ったり失敗した時はオークションで売ったりして返済し、また次の機種を選んだりしていました。

 

そこで今回は、みなさんがなるべく損をせずに自分に合ったキーボードを探せるよう

キーボードやシンセの種類、役割を大まかにまとめてみようと思います!

 

鍵盤楽器の種類

ファミリーキーボード

電子ピアノ

ステージピアノ

ワークステーションシンセ

パフォーマンスシンセ

アナログシンセ

モデリングオルガン

 

このように軽く書き出すだけでも色々な種類が存在します。

メーカーによっても販売イメージが違うので、細かく名称が変わったりもしますが大丈夫!

次第にわかるようになっていきます。

 

では早速順番に勉強していきましょう。

ファミリーキーボード

ファミリーキーボードとは、主にCASIOやYAMAHAが販売している鍵盤初心者用のキーボードです。

鍵盤初心者向けではあるのですが、同じ用途で考えられる「電子ピアノ」とは少し違うユニークな機能を備えているんですね。

 

一言で言ってしまうと

「音楽を楽しむための機能が色々詰まっていて、それを簡単に操作できる!」

自動で演奏(伴奏)をしてくれたり、色々な音色を鳴らせたり、

さらにはスピーカーが付いているのでそのまま演奏出来て、乾電池で動作するのでどこでも音が鳴らせます!

本体が軽いので持ち運びしやすいのもポイントですね!

 

そんな機種になりますので、バンドでキーボードを始めようとしているけど、最初はあまりお金を出せない、という方にはオススメしたい機種ではあります。

または、子供にピアノを習わせたいけど飽きるかもしれないから心配、という人にも最適ですね。

 

すぐに音が出せる→気軽に運指確認、フレーズの練習をしたい

色々な音色が鳴らせる→アレンジのイメージを考える

乾電池で駆動する→場所を選ばずに使える

スピーカー付き→スピーカーに繋がなくても、どこでもすぐに音が鳴らせる

安いし人気がある→ということは、いざ売るときにもすぐ売れる

 

このように、次にしっかりとしたシンセサイザー、キーボードを買うときにも

残しておけば「ちょっと音確認したいな、鳴らしたいな」という時とかにサブでも気軽に使えますね。

 

まるで小太刀のような存在で、あったらあったで便利な機種ではあります。

 

しかしながら、

やはりキーボーディストとしての本格的な使用目的で考えると、下記に紹介していくモデルよりも当然ですが機能面で劣ってしまいます。

あくまで使用目的に対して、コストパフォーマンスを求めることが大事な機種ですね。

 

この値段で色々出来て、乾電池でどこでも演奏できるのは驚異的であるのです。

 

電子ピアノ

電子ピアノはスタンド一体型の据え置き型と、スタンドと分離しているモデルがあります。

 

昔は電子ピアノと言えば、カバーがついたスタンド一体型の据え置き型が鉄板でした。

 

一言で言えば、

「生ピアノである、グランドピアノやアップライトピアノの代わりのような存在」

という感じだったんですね。

住宅や騒音の事情から、グランドピアノやアップライトは買えない、というニーズから

ヘッドフォンでいつでも練習出来たり、価格的にもリーズナブルにすることでとてもシェアされているピアノです。

 

ただ現在では、スタンド別売りにした本体だけのモデルが存在しますし、値段も幅広くなっていて選ぶのが大変なカテゴリーです。

これはピアノを気軽に始められる環境になったことから爆発的に人気が出てきて、各ピアノメーカーが力を入れ始めたのが原因です。

車のようにどんどん登場して、マイナーチャンジ、メジャーチェンジを繰り返してクオリティが上がってきました。

 

据え置き型を買う人は、主にクラシックピアノをお子さんに習わせたりするパターンが多いですね。

私もそのパターンでしたので、子供の頃はこう言った据え置きタイプの電子ピアノを使ってました。

 

今では上でも書いた通り、スタンド別売りのエントリーモデルも出ていますので

例えばスピーカーが付いているので、カフェや野外に持ち運んでピアノと歌だけのデュオで演奏したいとか、そう言ったニーズでも使いやすい機種です。

 

または、

 

ピアノを始めてみたいけど据え置きを買うのはちょっと敷居が高いので、試しに5万程度で買ってみたいなぁ

という目的の方にもオススメなのです。

 

ステージピアノ

次に紹介するステージピアノは、主にライブ演奏を目的とした本格的なピアノに特化した機種になります。

 

先ほど紹介した、スタンド別売りタイプの電子ピアノと似ているのですが、機能的にはこちらが優れています。

本格的な音色が色々入っていたり、それを混ぜて演奏できたり、豊富なリズムパターンやライブの操作に特化したコントロールパネルなどがありますね。

また耐久性に優れていて、鍵盤も良い素材が使われている機種が多いです。

 

先ほどの電子ピアノのスタンド別売りタイプは、もちろんステージピアノとしても使えますが、やはり機能が縮小されたものがほとんどです。

ピアノの音とあとは数種類の音色が入っているだけでなものが多いですね。

もし、ピアノだけしか音色は使わない!という人であればステージピアノはちょっとオーバースペックかも。

 

しかし同じピアノの音色でも、響きや鍵盤の反応が違うのでよく確認したい機種です。

 

ピアノ重視のキーボーディストは2台のうち、下段にステージピアノを使う人が多いです。

それくらい、ピアニストにとってもライブでは欠かせない機種になります。

 

ワークステーションシンセ

ワークステーション、とは「製作用のシンセ」という表現が伝わりやすいでしょうか?

その名の通り、「なんでも出来る万能シンセ」という位置付けになります。

 

なんでも出来る、ということは非常に便利なので人気があり、メーカーが一番力を入れいてる機種になります。

したがって、鍵盤数のラインナップが「61」「76(73)」「88」3種類あるのが特徴ですね。

これは、それぞれ使う人のニーズによって幅広く対応するためになります。

 

色々出来るのですが、やはり61鍵盤でも十分な人も入れば、ピアノ演奏を重視しているから88鍵盤がいいという人も。

88鍵盤がいいけど、ライブで持ち運ぶことも考えると、73鍵盤でも十分だな、という人もいますね。

 

機能的には

シーケンサー「録音機能で本体だけで簡易的な楽曲、デモを作成可能」

サンプリング「自分で録音した音を取り込んで音色のソースとして加工したり、指定した鍵盤にSE(サウンドエフェクト)を割り当てて鳴らしたり出来る」

エフェクター「どの機種にもエフェクターは入ってますが、同時に使える数や追い込めるパラメーターが高機能」

管理面「膨大な音色情報や、演奏に必要な細かなデータを管理出来る」

サウンド「異なる音を何重にも重ねることが出来、音源がすごいので発想次第ではなんでも出来てしまう」

 

なので、ほとんどのプロのキーボーディストが現場で使っている機種になりますね。

最近では機能が多すぎたり、PCソフトの発達によって用途を分けたりする人も多いので、

人によっては不要な機能も多かったり、単純にわかりやすい機種を選択する人もいますが、一台持っておくと便利な存在です。

 

というのも、これらはそれだけ売れている機種になりますので、どのスタジオや現場にいっても見かけることが多くなってきたりします。

なので、一台持ってて操基本的な操作に慣れておくと、対応できる場面が増えるかと思います。

 

もし買うまではちょっと・・・という人でも、楽器屋へ足を運んだ時には積極的に試奏して慣れておくと便利です。

 

またこの機種は、エントリーモデルからハイスペックモデルまで幅広いラインナップがあります。

キーボーディストを目指すのであれば、もはや知識としては必須になって来る機種なので、積極的にスペックや情報を調べて欲しい機種ですね。

 

もちろん、このサイトでも色々とわかりやすく紹介していきたいと思っています!

 

パフォーマンスシンセ

先ほどのワークステーションから、ライブ演奏に特化して必要最低限の機能を残したタイプになります。

 

主に持ち運びを重視して、本体を軽くしたり、機能を最小限にして質を高め、演奏に集中出来る仕様になっています。

サウンドや操作面から考えても、個性が強い機種なので、完全にやることが決まっている人が選ぶ機種になります。

その中でも、ルックスがよくデザインが優れているものが多いのでそれも人気の理由ですね。

 

なのでこれらは、「ステージピアノのシンセ版」といえばわかりやすいでしょうか?

 

なのでキーボーディストは、ステージピアノとパフォーマンスシンセを同時に使う人も多いですね。

ピアノはピアノタッチで、上段をシンセ系で弾く、という演奏パターンです。

 

欠点としては、出来ることが限られているものが多いので、その制限の中で発想豊かにアイデアを出せる人に向いています。

あとは、サウンドやコントロール部分、ルックス的にも差別化したい!という人にもオススメしたいですね。

 

アナログシンセ

アナログシンセには主に二種類あり、デジタルのモデリングタイプと本格的なパーツで構成されたビンテージタイプです。

 

ビンテージはその名の通り、デジタルシンセが普及する前に出たタイプで冨田勲氏や、坂本教授など、

プロの中でも金銭的にもトップレベルの人しか手を出せないような機種から、第一人者と呼ばれる人しか持っていなかったシンセです。

文字通り、持っているだけで仕事が来る、という希少な存在だったようです。

 

そんなビンテージは今では中古しか存在しませんし、価格も高くメンテナンスも必須で維持するためにお金がかかります。

パーツの在庫もどんどん無くなっていってますので、さらに希少性が高まるシンセです。

 

ですが音は本物なので、一度知ってしまうと普通のシンセの音がかすんでしまうかもしれません。

それくらい、同じスピーカーから音が出ているはずなのに「全く別の場所から音が鳴っているんじゃないか!?」という太いサウンドが鳴ります。

 

それらを現代にも登場させようとして作られたのが、

赤いボディの「Nordlead」に代表されるアナログモデリング、というタイプのシンセサイザーです。

 

コントロールやつまみがアナログシンセのように、全てボディ上で操作できるのと、デジタルの良さを生かし音色の管理も可能にしました。

今では当たり前のように音色を選んで色々な音を瞬時に呼び出せますが、

ビンテージタイプは音色をメモリーすることが困難だったのですね (途中から可能になる機種が出てきましたが)

だからこそ、毎回同じ音が出せないのでそれが面白かったのです。

 

これが爆発的にヒットして、様々なアナログモデリングタイプのシンセが出ています。

 

その流れから、さらにビンテージに近いアナログを作ろうと海外メーカーが昔のシンセを復刻させたりしています。

元祖には敵わないものの、遜色ないクオリティで登場していますが、やはり値段もすごいことになってますので、マニアック向けといえます。

こちらもこの記事では説明しきれないので、いずれ別記事で紹介していけたらと思います。

 

モデリングオルガン

オルガンはエレクトーンのような大きさのものが昔からあるのですが、

それを持っている人は今ではマニアックな人か、もしくはオルガニスト、と呼ばれるオルガン専門の鍵盤プレイヤーです。

 

本体の大きさ、維持、運搬、管理的にも一般の人にとっては無理があるので、

キーボーディストがライブでもオルガン専用機を使えるよう、このような持ち運びが可能なコンパクトで本格的な機種が作られました。

これはシンセサイザーにも言えることですね。

昔はmoogというタンスの大きさのシンセしかなかったのですが、持ち運べるようにMinimoog、という機種が出ました。

 

そんな感じで、やはりピアノを始めとしたどの鍵盤楽器も

一般向けに普及させるために元祖的存在から機能を縮小して、多くの人が扱えるようになっていきました。

 

シンセに入っているオルガンと何が違うの?

どのシンセ、キーボードにもオルガンの音は入っていますが、それらは仕上がった音色になります。

なので、どの音色かをあらかじめ決めて弾く分にはそちらでも十分です。

 

通常のシンセと違う点は、主に「鍵盤」「音源」「ハーモニックバー」「レスリー対応」になります。

 

オルガンの鍵盤には、通常のシンセのライトタッチと違い「ウォーターフォール鍵盤」というものを採用しています。

名称通り、滝が流れるようなイメージで、鍵盤の手前の凹凸を無くして、本物のオルガン鍵盤のように、グリッサンドや連打奏法がし易いようになっているのですね。

このタイプだとグリスする時に手が痛まないので、非常に気持ち良い演奏が出来ます。

 

音源はもちろんオルガンをモデリングしたトーンホイール方式になっていますが、

バーを足し引きして音色作りをリアルタイムで可能にする、ハーモニックバーの存在が専用機ならでは特徴です!

主にロックやジャズプレイヤーが、リアルタイムで音色を切り替えていくパフォーマンスをする場合に有効なコントロール操作になります。

 

ワークステーションシンセのスライダーでも、同じ役割を割り当てれますが、やはりバーではないので操作性は全く違うのですね。

また、本体の見た目的にも違うので、気分的にもその辺は本格的なものを目指している、重視しているプレイヤーにとって重要な機種でもあります。

 

最後に、オルガンは「レスリースピーカー」という、オルガン専用のスピーカーがあります。

それにつなぐ端子を搭載していることが一番重要ですね。

オルガンは本体だけではなく、レスリースピーカーの回転速度などの細かい設定も含めて音色作りになります。

 

本格的なハードロック、ジャズプレイヤーはこれらをライブハウスに持ち込む人も多いです。

文字通り、本気じゃないとそれは出来ませんのでそういうバンドやキーボードプレイヤーは貴重といえます。

 

終わりに

ざっと紹介しましたが、

ザックリと分かるだけでも自分が何を求めているかが絞り込めますね!

 

ぜひ、その中からさらにメーカーごとで個性が違うので自分の欲しい機種を選択して欲しいと思います。

今回の記事では紹介が簡易的はありますので、

いずれ機種をさらに一歩踏み込んで紹介できればと思いますので、記事の更新をお待ちください。

-おすすめのキーボード/アクセサリ, 役割/考え方/意識

Copyright© キーボーディストの巣 , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.