練習方法

【初心者】指が動かないキーボーディストは『ハノン』で練習して鍛えよう!

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バンド、ソロの演奏に関わらず、

基本的にキーボーディストは「鍵盤を弾くこと」がメインになってきます。

そこでもっともオススメしたい運指練習が「ハノン」になります!

 

「ハノン? あ〜クラシックピアノ習ってた時にやったかも・・・またやるのあれ?」

「ピアニストがやる練習じゃなくて? キーボードは弾くフレーズだけ練習するんじゃないの?」

 

楽器奏者全員に共通する必須練習が

「自分が弾きたい曲、フレーズを弾くためのウォーミングアップ」

今日はこれについて書きます。

弾きたいフレーズを弾くために「運指練習」が必要

ハノンは「運指の練習」であり、曲の練習ではありません。

しかし実のところ、

長い目で見て曲の練習に貢献している「影の練習」

(カッコいいなオイ!w)

キーボーディスト、ギタリスト、ベーシスト、ドラマー、そしてボーカル

バンドで楽器を弾く人は、良いパフォーマンス(演奏)をするために、様々な練習が必要になってきます。

ギタリスト、ベーシストは自分のギターの音色を作るために、アンプやエフェクターなどのセッティングを試行錯誤し、良い音色が出せるように。

キーボーディストは、シンセサイザーを勉強して、音を重ねたり、作れるようにしたり。

ボーカリストなら、自分が出せる音域の拡張と、音色などですね。

 

こう言う訓練、練習、実験ももちろん大事なのですが、音を作ったら次は「上手に弾くこと」が重要になってきます。

これは言い換えると「自分の思い通りに指を動かせること」です。

演奏していて一番苦しいのが

「頭では理解しているんだけど、指が動かない!」

これは弾いている人も、見ている人も苦しいのです。

そこでオススメしたい練習が「ハノン」です!

ハノンとは?

ハノンは、鍵盤奏者が両手の指を均一に鍛えれるように開発された「メカニカルトレーニング」です。

断言してもいいと思いますが、キーボードがめちゃくちゃ上手い人、プロのピアニストやキーボード奏者は間違いなくハノンをやっています。

私のピアノの先生はもちろん、キーボードの師匠ももちろんそうでした。

避けて通れない練習、それが「ハノン」になります。

ハノンの練習曲の特徴は、

「オクターブユニゾン」「対称的」「反復」「オクターブ展開」が基本です。

それぞれ説明します。

オクターブユニゾン

同じ型のフレーズを、ユニゾン(同じ音を弾く)するパターンです。

ユニゾン、とは、同じ音を同時に弾くことですが、バンドの曲でギターやベース、キーボードが同じフレーズを同時に弾くことがあります。

(これをキメと読んだりもします)

音は同じでそれぞれ音域が違う場合でも、ユニゾンと読んだりしますが、ここではわかりやすく、オクターブユニゾンとさせてください。

(左手と右手で弾く音域が違うため)

ハノンは同じ型をオクターブ違いで弾く内容になっていることが多いです。

同じフレーズでも、左手と右手ではスタートする指が違いますが、ハノンはこれらを均一に鍛えれるように作られています。

対称的

楽曲のフレーズ(音階)が「左右対称」と言うことですね。

主に広い音域を扱う運指練習で出てきますが、例えば左手は低音、右手は高音域からスタートする曲もそうです。

 

話が少し逸れますが、

人間の指は5本ずつありますが、優先順位の高い指と、そうでない指があります。

指って普段の生活、ピアノを弾く時でもよく使う指とそうでない指がありますよね?

そこで、よく使わない指、意識がいかない指ほど、難しいことをする時には非常に重要になってきます。

一般的にピアノを弾く上で、一番弱い指と言われるのが「薬指」になります。

ほんとにほんとに、薬指は意識しないと鍛えれませんので、キーボードを弾く時にはなるべく薬指を使ってあげてくださいネw

 

話を戻して、

ピアノを弾く上で指を均一に鍛えるために必要なことが「指を均一に使うフレーズの練習」です。

すなわち、対称的なフレーズを弾くこともその一つですね。

左手も小指、右手も小指からスタートする曲、など。

 

他にも色々ありますが、

ハノンの曲は、普通に弾くだけでもそれがおおよそ実現できてしまいます!

ユニゾン、対称的だから発展させれる練習方法

ハノンはそのままフレーズを「運指通りに練習するだけでも効果はある」のですが、さらに一歩踏み込んでいくと

  • 弱いタッチ、強いタッチを意識する
  • リズムを変更して弾く
  • テンポを変更する(ゆっくり、早くなど)
  • 特定の指だけアクセントを加える、または変えながら弾く(薬指だけ強く弾くなど)
  • 全てのフレーズを「同じ強さのタッチ」で弾く
  • ピアノの低音域、高音域で軽さが違うことも考慮して均等に弾く

こう言う工夫によって、ハノンは練習に様々な可能性を与えてくれます。

 

また、これらの練習は「あくまでユニゾン、対称的だから意味がある」と言うこと。

要は、両手が同じ内容を弾いているからこそ、ひとつ変化を加えると違う指の練習になるんです。

逆に言えば、

「同じ内容を弾いているからこそ、どの指が弱いかが分かる!」

これは非常に重要なことです。

 

私たちがよくやってしまう「曲のフレーズだけをひたすら練習する」と言うパターンです。

これだと、あくまでそのフレーズは得意になりますが、指自体が均等に鍛えられるわけではありません。

するとフレーズによっては、

そのフレーズを覚えてる、覚えてないに関わらず

指が弱い、と言う理由だけで弾き辛い部分が出てきてしまう」

このような問題はよく発生します。

これはもったいないですよね。

 

ハノンで均一に指を鍛えておけば、新しいフレーズを練習する時にも指がラクラクに動くようになり

文字通りあとは「フレーズを暗譜するだけ!」です。

なるべく早い段階でこれに気がつけると、曲を仕上げるのが早くなったり、速いフレーズも指が驚くほど気持ちよく動くようになります!

ハノン様様ですねw

 

昔ピアノをやっていた人はもちろん、全くのキーボード、鍵盤初心者は間違いなくハノンをやって欲しいと思います。

反復

反復と言うのは、「同じことを繰り返すこと」ですね。

対称的な曲集ですから、低い音から高い音域まで弾いたら、またその逆の運指で高いところから低い音域へ戻ってくる

そう言う展開になっている曲がほとんどになります。

 

ここでハノンの良いところが「覚えやすい」と言うことです!

ひとまとまりのフレーズが、両手で同じように弾く内容になっていますので、曲が覚えやすく、

「ちょっと弾くか!」

そんな感じで一度「型」を覚えてしまえば準備運動のごとく弾けてしまいます。

つまり「習慣に取り入れやすい」と言うことですね。

これが難しい曲だったら大変ですが、ハノンはフレーズ自体は簡単なので、ゆっくり弾けば弾けます。

 

しかしここで注意したいのが「最初から早く弾いても意味がない」と言うことです。

よくフレーズを覚えたら早く弾く人がいますが、ハノンの目的をもう一度思い出しましょう。

「指を均一に鍛えること」

つまり、早く弾いても全ての指が均一に動いてなければその練習は意味がありません。

結局は、ずれていたり、何かの指が遅れている、と言うことが多いです。

 

なので、ゆっくりと一定のスピードで確実に弾いていくことが結果的に指を鍛えることができます。

早く弾くと確かにカッコイイ!のですが(その気持ち・・・分かる泣)

本当に全ての指が動くまでは、スピードは徐々にあげて行ってくださいネ!

指と腕の筋力も必要なので、最初は一周するだけでも疲れて最後の方がグダグダになります。

ですが、次第に脱力ができるようになります。

オクターブ展開

ユニゾン、対称的、反復と似ていますが、主に「型」「音域感」の練習ですね。

基本的にフレーズは「オクターブ展開でひとまとまり」になっています。

キーボードは61、73、88鍵盤とありますが、全てのオクターブを弾くことによって「ピアノの音域感」が養われます。

どうしても、フレーズだけを練習していると「決まった音域しか弾かなくなることが多い」んですね。

またよくあるのが、

61鍵盤のキーボードで弾く場合、設定で低い音、高い音は出せますが、88鍵盤のキーボードで弾くときとは同じフィーリングにはなりません。

61コの鍵盤の世界で弾いていたのが、88鍵盤になると、ちょっと不安になったりしますよね。

ハノンの練習曲は「88鍵盤のピアノタッチで練習することを想定されてる」ので、練習の効果を最大化するならこれがベストです。

5万円くらいの電子ピアノでも充分なので、キーボードしか持ってない人はぜひ視野に入れておきましょう!

「覚えること」と「鍛えること」って違うの?

ちょっと屁理屈っぽいんですが、

フレーズ練習と言うのは指を鍛えている、と言うよりかは「脳を鍛えている」と言うイメージです。

弾く内容を覚えることで、スラスラ弾けるようになる、と言うことですね。まさに記憶力!

毎日やると弾けるようになるのは、脳が学習するからです。

 

それとは別で、今回紹介したハノンは「指を鍛える練習」です。

弾きたいフレーズをスムーズに弾けるようにするために「あらかじめ指が動くようにする訓練」ですね。

これは言ってしまえば「ウォーミングアップ」「準備運動」と考えてください。

こちらにオススメの練習曲を紹介しています。

【ハノン】キーボーディストに最適『指のウォーミングアップ』練習曲

朝起きていきなり弾くよりも、準備運動してからの方が指は絶対に動きます。

終わりに

キーボードを弾く以上、ハノンはずっと付き合っていくもの、と思って欲しいです。

よほど

「本当に右手だけしか弾かない、ちょっと弾くだけだからそこまで弾けなくてもいい」

って言う人を除いては、ぜひ取り組んで欲しい曲集になります。

間違いなく指が動くようになります。

今私は作曲中心の生活になっていますが、なるべくハノンは弾くようにしていますし、やっぱり弾いた後だと、指の動きが全然違います。

皆さんも頑張ってハノンを見方につけましょう!

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